自分を、
後回しにしない。
いつも誰かを優先してきた、
優しい女性へ。
はじめまして、藪田美佳です。
会社員として働きながら、ひとりで娘を育てて、
気づけばアラフィフになりました。
声と、言葉と、
手書きの字が好きです。
ラジオでは、
「大人の心デトックス」をテーマに、
同じ世代の女性に向けて話しています。
母がよく言っていました。「女性は子どもを産んでからが勝負よ」と。
子どもが生まれると、毎日は誰かのための時間で埋まっていきます。自分のことは、いつでも後回しにできてしまう。そうする理由も、いくらでも見つかります。
だから私は、そこだけは甘くしないと決めています。綺麗でいたい。機嫌よくいたい。それはわがままではなく、家族への思いやりだと思っているからです。
心が枯渇すると、夫にも子どもにも、優しくなれなくなります。逆に、女性が満たされていれば、家の中の空気が変わります。家族が変われば、その先の世界も少しずつ変わっていく。私はそう信じています。
アラフィフは「もう、こんなもんかな」と思いがちな年齢です。でも、酸いも甘いも知っているからこそ、20代30代が回り道するところを、近道で行けるとも思っています。だから、同じ世代の女性と、元気に楽しく人生を送りたいのです。

手紙を書くのが好きです。これまで人生の節目で、何度も手紙に助けられてきました。
メッセージアプリと違って、手紙は読むたびに書き手の想いや体温を感じます。手書きなら、なおさらその人だけの価値があります。そして、誰かからもらった言葉が、頑張るエネルギーにつながることもあります。
周りの働くお母さんたちと話していると、「夫に感謝はしているけれど、今さら何を書いたらいいかわからない」という声をよく聞きます。普段の仕事では左脳ばかり使っているから、いざ手紙を書くとなると、言葉や素直な気持ちが出てこない。でも、大切な人に届けたい気持ちは、心の中で思っているだけでは何も伝わりません。
友人の代わりに、少しだけ言葉を考えたことがあります。渡した手紙を読んだご主人が思った以上に喜んでくれたと聞いたとき、私のほうが嬉しくなりました。
ひとり親として、父親と母親、両方の役割を担ってきました。だからこそ、家族のために嫌なことをぐっとこらえて働く世の中の男性に、心からのリスペクトがあります。
そんな男性にとって、奥さんや彼女からの言葉は何よりの力になります。それが、ありきたりな「応援しているよ」ではなく、その人が今いちばん欲しい言葉なら、なおさらです。
手紙は、その言葉を届けるための一つの道具です。
会社では、バリキャリではありません。でも、個性的な上司と組んでも「この人なら信頼できる」と思ってもらえる、縁の下の力持ちのような存在でした。可愛いというより「品があるね」。最近は「柔らかいけれど、芯が強いね」と言われます。
子どもの頃から15年、ピアノを習っていました。朗読に出会ったのも、大好きなピアニストの公演がきっかけです。
その公演で聴いた朗読に、ものすごく感動しました。育児の疲れで縮こまっていた心に、じんわりと血が通うような感覚がして、「私もあんな朗読をしてみたい」と、その日のうちに習うことを決めました。
朗読は、綺麗な声で抑揚をつけて読むだけのものではありません。作家がその一文に込めた意図や思いを、丁寧に丁寧に読み解いて、最後に声に乗せる。息遣いまで表現する。その積み重ねが、人の気持ちを汲むこと、行間を読むことを、私に教えてくれました。

ピアノの前奏から、物語の始まりまで。
小川糸『こーちゃんのおみそ汁』より冒頭/起業家パーティでのライブ(2025年)
そして、字。手書きの字は、昔から「綺麗だね」とよく褒められます。昨年からは、日本舞踊も習っています。
声も、言葉も、字も、人の気持ちを汲む力も。オールラウンダーで才能が見つからないと思っていた私の中に、ちゃんと積み上がっていたものがありました。

女性がハッピーでいられる世界に、何かしらの形で関わりたい。そのための小さなチャレンジを、今、始めたところです。
これまで積み上げてきたものを組み合わせて、誰かの大切な関係を、そっと応援する。そんなことを考えています。
内容は、もう少し先に。公開できる日を、楽しみにしていてください。
「去年より今年、1ミリでも成長したい」。その気持ちで、どうなるかわからないことも、楽しみながらやってみます。
「みちらじ|大人の心デトックスラジオ」
日々の小さな話を、声でお届けしています。
「こうだから素敵」ではなくて、
「なんとなく、雰囲気がいいね」。
そう言われる人でいたいと思っています。